未熟な僕はとりあえず1000人の起業家に会ってみた

都市と都市の情報格差すら激しい世の中に絶望してます。名古屋もとい地方を活性化させるべく若手向けに新鮮な情報を発信してる今日この頃です。

高校時代のあいつ

こんにちは、金やんです。

 

プロスポーツ選手であれ、経営者であれ世の中のトップで活躍している人達にはメンタル面での教育指導者やコーチングなどといった一定期間傍にいて目標達成の管理を一緒に担ってくれるトレーナーが就くことが多いそうです。

 

彼等が言うのは将来自分がなりたい像があったとしたら、既に自分がそうなっているという錯覚を起こすくらい日常に理想状態の基準を染み込ませることが大切だと耳にします。

 

今回はそれにちなんだ7年前の高校生の時の話を書きます。

 

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高校生の時にM君という同級生がいました。M君は人と関わらず、一年間クラス内の誰とも自発的に会話という会話をしていないのではと思うくらい暗い奴でした。

 

M君が一年生当時にちょうど僕の前の席になると、国語の授業中にボールペンでノートを板書しているのを見てそれが気になったので話しかけました。

 

「なんでM君てボールペンでわざわざ板書してんの?間違えた時に消しゴムで消せないじゃん!」

 

M君はぼそっと小さな声で答えました。

 

「ボールペンで書くことがこれから必要になるんだよ。」

 

この時の僕には彼の発する言葉の意味がわからなかったし、何を言っているんだこいつはという反応しかできませんでした。

 

それ以降彼とは会話をすることなく二年生、三年生と進級しクラスは離れました。

その後もM君は相変わらず友達を作らずひたすら黙々と何かしらの参考書を勉強しまくっていたらしいとのことでした。

 

成人して後々に彼の話を聞くと当時から彼は難解な職種である裁判所事務官を目指していました。

 

裁判所事務官の小論文試験ではボールペン表記は必需であり、試験と当日も誤字が許されない。そんな試験というプレッシャー溢れる状況を常々高校一年生の頃から自ら作りだせていたんです。

 

そんな彼を写真で見る機会があり、今ではしっかり裁判所事務官の仕事に就いており、当時では考えられないほどの笑顔を浮かべていました。

 

今思い返すと当時はバカにしていましたが彼は一切の青春を捨ててまで自分の道を突き進んで成功をつかんでいたということです。確かにただただ恥ずかしがりやな人とは違う異様なまでの執着心がありました。

 

周りの選択肢を捨ててまで一つの物事にこだわれる人は本当に尊敬できるし何より面白いと思う今日この頃です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。