未熟な僕はとりあえず1000人の起業家に会ってみた

都市と都市の情報格差すら激しい世の中に絶望してます。名古屋もとい地方を活性化させるべく若手向けに新鮮な情報を発信してる今日この頃です。

おかたい教育なんかくそくらえ

皆さん、お久しぶりです。金やんです。

 

ブログの三日坊主の罪悪感がぬぐい切れない今日この頃ですが、しっかりアウトプットするために2日に1回で習慣化してきます。最後まで読んでくれる人を思い、その期待に答えるべく多いに役に立てそうなこと書きますんで応援よろしくです()

 

みらいの学校スポンサーの高校生教育アイデアソンというイベントにて高校生のファシリテーターとして運営に関わらせていただきました。

 

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参加者の高校生は皆それぞれ面白い子たちばかりで学校教育に関して未来を感じなかったため高1で中退した子であったり、企業の下で働いてwebデザインの仕事をしている子がいたり、音響工学というコアな勉強をしている子とか高校在学中で休学してオーストラリアに留学している子がいたりと大変刺激的な仕事の機会でした。

 

【現代の教育】

 

少子高齢化、急速な情報化などが介在する不安定な世の中でこれから将来社会に求められる人材とは?またどんな教育が求められるのか?を考えました。

 

現在の教育は本当に課題だらけだと僕自身も考えています。

僕も中・高時代授業がつまらなさ過ぎて授業に出ずポケモンしてたり、授業中でも一番前の席で話を聞かず髪型セットしたり飲食して怒られてたのを思い出しました。

 

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さかのぼること戦後GHQの占領下に置かれた際に始まった軍事教育の名残が今の教育です。軍事教育とはその名の通り軍隊の中の教育です。軍隊は総統が指示した通りに軍人が動かなくては作戦も失敗に終わってしまいます。簡単に言うといかに上の指示を忠実に守るかどうかが全てということです。そこに軍人の考えや答えは必要ありません。むしろ邪魔な訳です。

 

だって上の指示を聞かず、自分の考えを提案したり、反対することで軍隊の作戦はストップしてしまう訳だから軍隊からしたら軍人に考えさせず、脳でなく筋肉だけを使わせることが大事だからです()

 

今の教育制度も基本的に先生が生徒向けに一方的に教えるだけ。そこに自ら考える機会というのは一部の学校を除いてほとんどありません。

 

考えないことに主体性・意思は全く生まれません。

そもそも授業はなぜあるのか?自分が何を学びたいのか?を実際に意識できていないと学ぶ意欲なんて生まれない。思考停止して凝り固まった古い枠組みで今の日本社会はこうであるということで「現状を疑うという目線」というのを無くしているのが現代教育であると思います。

 

【急激に変わる世の中】

 

そんな現代教育を救出すべく、今回の高校生達が出した「答え」は素晴らしいものでした。

 

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問いは

    これから社会に求められる人材

    そんな人材を創るための教育とは

 

これから社会に求められる人材は率先して課題を見つけ出し、それを自ら解決していけるようなリーダー型の人間です。

VRフィンテックなど情報技術の発展で世の中のニーズが超急速に移り変わる今、大企業の存続自体も危ぶまれるようになってきています。

 

タイムチケットっていうサービスを皆さんは知っていますか?

株式会社レレレという会社がしているサービスでメルカリの自分の時間を人に売る版みたいなサービスです。

https://www.timeticket.jp/items

 

簡単に言うと皆さんがスペイン料理超上手だとして305000円でスペイン料理を教えますと自分の時間を相手に値段を好きにつけて売ることの出来るプラットフォームになっています。こうした人やモノ、場所の空きを活用したアイドルエコノミーという分野はアメリカなどの先進国ではもはや当たり前のものとなっています。

実際にこのタイムチケットで3015000円出会い系専門のプロフィール写真を撮るカメラマンなどで生計を立てている人も僕の周りにもいたりします。

 

つまり、会社にいなくても自分のスキルで仕事が出来る時代に日本もなってきているんです。だから逆に自分の得意分野が無いと生きにくい時代にもなってきているということ。

 

こんな不安な将来が近づいてきている中、現在の学校教育では生徒は自ら考え、自分の得意分野や新しいものを作り出す能力が養えない。それを解決するためには経験型授業が大切であるという答えを彼らは出しました。

 

例えば昔の理科の実験の時の記憶とか知識って意外と記憶に残ってたりしませんか??

 

あれってアンモニアの実験で出る強烈なにおいや、英会話は耳で覚えるのが効率的とか言いますが結局は嗅覚と触覚とか聴覚とかを一緒に使って記憶すると体験として記憶とリンクして引きだしやすいのだそうです。

 

具体例を挙げると高校生の一人は理科の実験で植物の種子の勉強を実体験で学校にある畑で野菜を作ってそれを家庭科の授業で調理する。こんな科目がつながっていくような新しい教科連動型の授業を提案していました。

 

実際に土のぬくもりを感じながら野菜を作ることの苦労、食料への感謝をさせる機会であったり、グループの皆と関わり合って学び研究することでリーダーシップやコミュニケーション力を養うことが目的だとのこと。

 

また、他学年同士の繋がりが薄い義務教育において高学年が低学年に対して先生が見守りながら勉強を教える授業なども生徒が教育の楽しさを見出すきっかけとなったり、他学年とのコミュニケ―ションを促すというのを考案している子もいました。

言動が高校生のそれではなかった。()

 

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この子たちを見て思ったのがとにかく日本の将来は明るい()

もし、自分が高校生の時に彼らと話していたらとにかくコテンパンのフルボッコにされているだろうと末恐ろしく思った一日でした。