未熟な僕はとりあえず1000人の起業家に会ってみた

都市と都市の情報格差すら激しい世の中に絶望してます。名古屋もとい地方を活性化させるべく若手向けに新鮮な情報を発信してる今日この頃です。

「未来の年表」を読んで

こんにちは、金やんです。

 

今回は書評を書きます。読んだ本は「未来の年表」

最近かなり売れ筋な本です。日本の未来をかなり悲観的に書いてます。でも、少子高齢化、人口減少、介護問題、国民負担増。避けられないような現実ばかりを思い知らされる本です。

 

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昼飯を作ろうとしたら冷蔵庫に食材や飲み物がない。そんな僕らはスーパーやコンビニに食料を買いに行く。若者が衣服に困ったりお洒落したければ都会の一等地に立ち並ぶショッピングモールやアパレルショップに買い物に行く。

 

どれも取るに足らない当たり前な日常。でもそんな生活すら送れそうもなくなってしまう枯れ果てた日本の未来をこの本は描いてました。

 

戦後の経済成長真っ只中ベビーブーマーで日本の人口はたくさん増えました。そんな団塊世代として生きてきた人達も2020年の東京オリンピックから7年後の2027年には全員75歳以上になります。ますます生産年齢人口は減少して同年には3人に1人が65歳以上の超高齢社会になります。

 

またそこから20代前半の僕らが生きているぎりぎりの時期にもなるとなんと2人に1人が高齢者というとんでもない世界だということです。

 

街を歩いてると半分がおじいちゃんな訳です。()

 

これは世界的に見ても歴史的に見ても至上ここまで高齢者の比率を占める国は日本が初めてなのだそうです。

 

なので数十年もすると都会にある若者向けのアパレルショップも売れずに軒並みつぶれ、逆に地方の商店街にあるよう紳士服屋みたいなのが都会だけに並びだすような将来になるのでしょう。お洒落な人達が集まるスターバックスも老体には甘すぎて飲む人も減り、こじんまりとしたお茶しか出さない喫茶店の方が流行るのかもしれません。

 

また人口も限りなく減少していき確実に農業従事者も減ってきています。政府の統計によると2010年まで250万人いた農業人口も2015年には50万人減ってしまうというデータが出ています。

 

これは1年経つうちになんと10万人もの農業人口が減ってしまっているということです。

 

ただでさえ食料を海外に依存しているのに日本の地方での農家の人がいなくなってしまったら一体どうなってしまうのか?

 

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バーチャルウォーターという考え方があります。

これは日本人が輸入に頼っている食料分を実際に自前で全部補えた場合に必要な水の量です。2015年の統計によると800億立方メートルで、これは年間の日本の年間水使用料と同じなのだそうです。

 

ということはもし、自前で食料を補えたとしても自前の水の量が全く足りないため日本では豊富だと言われるの水の量も輸入に頼らざるを得ない状況だということです。

人間が生きていくための最低限に必要な水食糧すらこのままではままならない。

 

こんな感じで日本の労働人口ではあまりにも産業を維持するのに足りなく、外国人の働き手が今後日本には必要としています。ゆくゆくは海外の人の方が日本人が多くなるという多国籍経済が出来上がってしまうというなんとも想像しにくい未来が日本には待っているという将来にもならざるをえないんです。

 

こういう現状を自分事に捉えるのか捉えられないのかで20代というこれからの経済を引っ張っていく僕らの人生は大きく別れてしまうんだと気づかされる今日この頃です。

 

最後まで御覧いただきありがとうございましたー!!