未熟な僕はとりあえず1000人の起業家に会ってみた

都市と都市の情報格差すら激しい世の中に絶望してます。名古屋もとい地方を活性化させるべく若手向けに新鮮な情報を発信してる今日この頃です。

サッカー界の寵児から聞いたセカンドキャリア

こんにちは、金やんです。

先週の休日は前から仲良くしてもらっているサッカー業界のおじさんを東京で接待していました。ちなみに僕はサッカーに興味がありません。(笑)

でも、面白い話が聞けたので共有しようと思います。

 

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お会いするのは二回目ですが元Jリーガーの石塚啓次さんという方を紹介してもらいました。

 

石塚さんは小学校からサッカーを始め、高校総体ではその秀逸さから「和製フリット」と称され、選抜では金パツで出場するなど賛否両論ありながらも高校卒業後にヴェルディ川崎に入団し、NICOSシリーズから出場機会を掴むと同クラブのステージ制覇とチャンピオンシップ制覇に貢献しましたが、ヒーローインタビューにおいて「僕を試合出したら優勝出来るんで、よろしくお願いします」と横柄な態度で発言し物議を醸した選手で有名です。

 

184cmという恵まれた体躯でスピーディであり細かな技をもつテクニシャンタイプとして日本には珍しい希代の天才と言われていたそうですが1996年アトランタ五輪代表候補に選出されたものの、代表招集された後の合宿に現れず二度と招集される事が無かったというこれまた異端なエピソードを持ちます。

 

日本代表に召集されたのに合宿に行かなかった理由は監督が嫌いだったからだそうです(笑)

サッカー界の輝かしいキャリアを歩むチャンスを自ら蹴るってのはもはやよく分かりませんでした。今でもインスタなどで名指しに近い監督論評をしています。

完全にサッカー界の寵児です(笑)

 

そんな石塚さん2003年に現役を引退し、森敦彦コンサドーレ札幌ゴールキーパー)とともにEXILE松田翔太御用達のアパレルブランド「WACKO MARIA」をプロデュースしたのちにもロシアンテイストのアパレル「ブエナビスタ」を経営する実業家になっています。現在は家族とスペインのバルセロナでうどん屋を経営する実業家だそうです。

 

スペインでうどん!!??については後程語ります。

 

WACKO MARIA」は表参道に本店を構え店内にカフェがあるなどお洒落でデートでも使えそうな感じでした。服もモードでラフな感じのが多かったです。お洒落な茶色いジャケットを一着買おうと思いましたが値札を見てやめました(笑)

 

本題に戻すとサッカー選手の選手の生命は短く、現役に花が咲かなかった選手の大半はアルバイトやサッカー教室を開いて生活に苦労する人が多い中、とても石塚さんはのびのびと生きられている印象がありました。

 

サッカー業界にもいろんな働き方があります。引退後には選手の移籍を支援するサッカー界の人材派遣みたいなのもあれば審判としてフリーで生きていく人、上記のサッカー教室やクラブチーム経営など色んなセカンドキャリアがあります。

 

業界のリアルまで話すと

選手の移籍支援の人は交通費などの経費は完全自腹ですが、選手の移籍をあっせんしてサッカーチームとの契約が決まると契約料の10%がもらえるそうです。契約金1億円とかよく聞きますが1000万円貰っているということですね。

ですが、色んなサッカーチームを視察し、自腹で追いかけ、選手に寄り添って声を聞いて選手のキャリアに合ったチームを紹介していくのでその選手のキャリア大きく左右する責任重大な仕事です。

また、審判はセカンドキャリアとしては以外に多いそうで試合一つするので相場3万円貰えるとのことでした。金額として大きくないので月に四回審判をして審判で月10万円あたりを貰い、あとはアルバイトなどで賄うというのが主流だということでした。

 

石塚さんは淡々と教えてくれましたが僕の頭の中はうどん?でいっぱいでした(笑)

現在はスペインのバルセロナで宵宵祇園(よいよいぎおん)という名前でお店をしているとのこと。

 

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※宵宵祇園店内の石塚さん うどん創作中

 

そこで質問してみると

 

金やん   

「スペインでなんでわざわざうどん屋を?w」

 

石塚さん  

「食べたかったからやな。」

 

金やん   

「いやwでもラーメン屋とかにしようとは思わなかったんですか?」

 

石塚さん   

「ラーメンだったらスペインでやってる人がいる。でも、うどんなら競合いないし、俺にもすぐにマスターできると思った。まぁ、経営危機にもおちいったけど紳士にやってたら地元にファンもできて結構うどんの良さを分かってくれてる。日本の出汁文化はバルセロの人には珍しいみたいやね。やるからには製麺機もしっかりしたもので他の追随を許さんくらいに真剣にやってはいるはな。」

 

とこんな調子でした(笑)

 

石塚さんはワイルドで最初は怖い印象があったんですがとても不思議な人でマイペースでとても気さくですが、第六感的な感覚で動いていてなおかつ一切揺らぐことのない自信を感じられました。

 

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 三人で。上はロシアンアパレル「ブエナビスタの展示会会場」

 

結局は直感で思ったことはまず行動に写してみてダメ元でやってしまえという爆発力がスポーツ選手は強いんだと色々気づかされる素敵な休日でした。

 

最後まで御覧いただきありがとうございますー!!